FTV「サタふく」上海・蘇州特集第二弾!!

  • 投稿日:2009.11.09
    • ニュース

 20091029()111()にかけ、FTV「サタふく」取材班が中国を訪れました。

若槻麻美アナウンサーが当事務所蒋薇職員の案内により、上海と蘇州のお勧めスポットを巡ります。   2Shot.jpgのサムネール画像

 

 

 

 

 

放送予定は以下の通りですので、ぜひともご覧ください。
福島テレビ(FTV)「サタふく」
毎週土曜日ひる 1200から1時間
http://www.fukushima-tv.co.jp/jisya/satafuku/satafuku.htm

 ○上海・蘇州訪問特集の放送予定日
20091114日(土)12001300のうち15分程度
20091121日(土)12001300のうち15分程度 
20088月放送
https://fukushima-cn.com/wp-content/themes/lionblog/general/news/pid-278.php 
      放送予定箇所
 
※タクシーの運転手に指し示すことで、目的の場所まで行くことができます。
 
※料金等は、取材時のものです。

 
1 上海編 
1-1   観光巴士1(かんこうバス グアングアンバーシ guan1 guang1 ba1 shi4) ~観光用2階建てバス
上海体育館発 7:0020:0015分~30分間隔)
龍門路発   8:0021:0015分~30分間隔)
料金:片道3
 浦西の主要エリアを循環する2階建てバス。特に2階の開放感溢れるオープントップシートがお勧めで、淮海路のショッピング街や衡山路のモダンな街並みなど、いつもとは一味違った風景が広がります。また、豫園や新天地、徐家など、主要エリアの近くに停車するため、市内観光バスとしても最適です。
番組で体験した区間:龍門路淮海中路駅から衡山路高安路駅まで
guandongbus.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像 
  

  


 

 

 

1-2 衡山路(こうさんろヘンシャンルー heng2 shan1 lu4) ~モダンな街並み
 旧フランス租界の中心にある通りで、20世紀初頭の古い洋館や教会など歴史ある建物がたくさんある。プラタナス並木が続く通りは落ち着いた大人の雰囲気に溢れ、お洒落なカフェやレストラン、バーなどが多く、「上海のシャンゼリゼ通り」とも呼ばれている。

hengshanlu.jpgのサムネール画像 

 

 

1-3 Sasha’s(サジャズ)  ~古い建物の、お洒落なレストラン&バー
住所:上海市東平路11号 (×衡山路)
Tel: 021-6474-6628
営業時間:11:00~翌1:30(金土:~翌2:00)ディナーは要予約
建物は、1920年代に立てられたヨーロッパ式建築で、蒋介石と妻の宋美齢の旧別宅でした。現在はレストラン&バーに改装され、中国人はもとより、上海在住の欧米人などが訪れます。 


Sasha's.jpg 

 

 

 

 

 
1-4 席家花園酒家(せきかかえんしゅか シージャフゥアユェンジゥジァ xi2 jia1 hua1 yuan2 jiu3 jia1)~豪宅での上海料理
住所:上海市徐平路1号 (×岳陽路)
Tel 021-6474-7052
営業時間: 1130-14001730-2200(無休)
 1913年建築のヨーロッパ式建築で、元国民党員で中央銀行頭取の曽為の住居でした。現在はレストランとなり、上海料理を味わえる。上海蟹、蝦のほか、スッポンなどの海鮮を中心に、野菜をふんだんに使った料理が150種揃う。番組で紹介した料理:蒸した鰣魚(看板料理)、焼きクルマエビ、青豆泥など


xijia.jpg 

 

 

 

 

 
1-5 New Heights ニューハイツ)、新視角餐庁酒廊(シンシジャオツァンジゥラン xin1 shi4 jiao3 can1 ting1 jiu3 lang2)外灘と浦東の景色が素晴らしい
住所:上海市中山東一路37(外灘37) (×広東路)
Tel021-6321-0909
営業時間:11:301:00
 外灘再開発プロジェクトの先駆け 「外灘3号」 の最上階にある、ダイニング&バー。 カジュアルな雰囲気で、カフェにも最適。テラス席からは、浦東新区のビル群が一望できます。


New Heights.jpgのサムネール画像 

 

 

 

 

 

1-6 Evian Spa (エビアン・スパ) ~外灘3号にあるフランスの高級スパ
住所:上海市中山東一路32(外灘32) (×広東路)
Tel: 021-6321-6622
営業時間:10:0022:00
 ミネラルウォーターで有名なエビアンが、フランス国内で評判のスパを海外展開した第一号店。ハイドロセラピーやカラーセラピーなど約50種類のメニューを揃えています。フランスで培われた確かなトリートメント技術を土台に、世界最高級の製品を使った多彩なビューティーケアが受けられます。
番組で紹介したコース:
・伊泰莱淋巴排毒  90mins/980RMB
 Eve Taylor Manual Lymphatic Drainage Therapy フェイシャルエステなど
足部  45mins/400RMB
 Relaxing Foot Therapy フットセラピー


Evian Spa.jpgのサムネール画像 

 

 

 

 

 

1-7 田子坊 (たこぼう ティエンツファン tian2 zi3 fang3)~石庫門建築と現代アート
住所:上海市泰康路210
 租界時代に建てられた石庫門の集合住宅が残る泰康路エリアに、1999年、上海の有名なアーティスト陳逸飛がアトリエを開いたことをきっかけに、国内外の若手アーティストがここに集まり、今では、カフェやレストラン、バー、御土産物屋や立ち並ぶお洒落なスポットです。


tianzifang.jpgのサムネール画像 

 

 

 

 

 

1-8 観月台(華亭賓館)(かんげつだい グァンユエタイ guan1 yue4 tai2)~ヘルシーな上海料理
住所:上海市漕溪北路1200号 (×零陵路)  華亭賓館26
Tel021-6439-1000
営業時間:11:30-14:0017:30-22:00(無休)

 上海初の五つ星ホテル、華亭賓館の26(最上階)にある豪華な中華レストランです。国際都市・上海では、ヘルシーブームとなっており、伝統的な上海料理も油を控えた低カロリー、高タンパクな中華料理を提供しています。美しい夜景を見ながら、上品な中華料理を堪能できます。
番組で紹介した料理:和牛ステーキ、琵琶豆腐、ドリアン点心など


guanyuetai.jpg 

 

 

 

 

 

1-9 王宝和(おうほうわ ワンバオフー wang2 bao3 he2) ~上海蟹コース
住所:上海市黄浦区九江路555(×福建路) 王宝和大酒店5F
Tel: 021-5396-5000  
営業時間: 11:00-13:0017:00-20:30 (9月~1月は~21時)
  創業1744年、上海蟹料理の老舗名店で、上海蟹と言えば王宝和と言われるほど有名。
ここで使われている上海蟹は全て陽澄湖産。「蟹宴」は上海蟹のフルコースで、前菜から点心まで全てに上海蟹が使われ、その季節で一番美味しい蟹を選び提供している。
また、「王宝和老酒(王宝和紹興酒)」は清の時代、乾隆九年(1744)から作られ、すでに260年以上の歴史を持つ、中国で最も古い名酒の一つ。

 

wangbaohe.jpg

 

 

 

 


 上海蟹
中国の正式名称は、中華絨螯蟹(Zhong1 hua2 rong2 ao2 xie4)、日本名は、チュウゴク(シナ) モクズガニ(中国藻屑蟹(Zhong1 guo2 zao3 xie4 xie4))。一般的には、大(da4 zha2 xie4)とよばれる。
 一般の蟹と異なる特徴として、①青緑色の四角い甲羅、②白い腹、③黄金色の体毛、④金色の爪(ハサミ)が挙げられる。
 「九雌十雄(jiu3 ci2 shi2 xiong2)(九月の雌、十月の雄)(旧暦)と言われ、太陽暦の10月は雌蟹(腹が丸い)が、11月は雄蟹(腹が尖っている)がおいしいと言われている。
kani.jpg

 

○ 上海の略歴
1840
年勃発のアヘン戦争に敗れた中国は、1842年の南京条約により広州、福州、アモイ、寧波の他、上海港を開港。1846年のイギリス租界に始まり、フランス、アメリカ、日本が租界を設定した。
※租界:行政権と警察権が他国に属している治外法権エリアのこと。
1990
年に浦東新区の開発が国家プロジェクトとして開始され、経済特区並みの優遇政策を付与。これにより、急速な成長が始まる。
1992
年、トウ小平(トウ:登におおざと)の南巡講話(上海、深セン、珠海、武漢を視察し、改革開放政策の成功を宣言し、さらなる開放を推し進めるべきと唱えた講話)以降、上海の発展が加速。1993年前後のGDP成長率は14%を超えた。
2007
年のGDP成長率は13.3%で、16年連続の2桁成長を記録している。
 

外灘(バンド BUND ワイタン wai4 tan1) 黄浦公園(こうほこうえん ファンプードンユェン huang2 pu3 gong1 yuan2)
中山東一路
黄浦江の西岸にある歩行者専用道路道及び公園。1886年に建設された上海初のヨーロッパスタイルの公園で、1937年には遊歩道が設置された。20世紀初頭に建設された外灘(バンド)の古い建物と、黄浦江の向こう側に広がる浦東の近代高層ビル群との対比が素晴らしい。
  夜は22:00までライトアップされており、夜景が綺麗。


waitan.jpg 

 

 

 

 

 
 ○浦東陸家嘴(りくかし ルージァーズイ lu4 jia1 zui3)金融貿易区
 浦東にある金融、貿易、サービス業等の商業地区で、上海証券交易所や上海不動産センター、中国人民銀行上海分行の他、外資系の金融機関が集積。金茂大厦(420m)、上海浦東HSBCタワー(旧上海森茂国際大廈)(203.4m)、上海環球金融中心(森ビル)(492m)がある他、上海センター(580m)建設計画も発表された(上海万博がある2010年竣工予定)。なお、東方明珠電視塔(467.9m)はアジア1、世界でも3位の高さを誇る。
pudong.jpg

  

 

 

 

2 蘇州編
2-1 留園(りゅうえん リウ ユェン  liu2 yuan2)~世界遺産に登録された蘇州庭園
住所:蘇州市留園路338号 (×桐北路)
入園料:  繁忙期(旺期)40元(3-5月、9-11月)  閑散期(淡期)30元(6-8月、12-2月)
開館時間: 夏季 7:30-17:00   冬季 7:30-16:00
  
中国四大庭園、蘇州四大庭園の一つと言われており、ユネスコの世界文化遺産にも登録された名園。拙政園に次いで蘇州では2番目の敷地面積がある。
 
明代の徐秦時が個人庭園として壮健されたのが始まりで、当時は東園と西園に別れており、その後、清代に劉恕により東園が改築され、「劉園」と呼ばれるようになり、現在は「留園」と呼ばれています。
 
園内は大きく4つの景区に分かれており、蘇州庭園のすべてを集結した名園と言われています。なお、シーズン中には蘇州の伝統的な琴やニ胡の生演奏と歌が楽しめます。

 

liuyuan.jpgのサムネール画像

 

 

 

 

  

 

liuyuan2.jpgのサムネール画像 

 

 

 

 

 

2-2 山塘街(さんとうがい シャンタンジェ shan1 tang2 jie1)~蘇州の水郷の街
住所: 蘇州市山塘街
  
蘇州北西部の「石路歩行街」の北側から「虎丘」へつながる水路沿岸の通りの名前で、現在はその一部が観光用に開発されました。
  
通りは、レストランやお土産物、名産品等の各露店などがたくさんあり、また、観光遊覧船も発着しています。
shantangjie.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像
 

 

 

 

 

 

2-3 舟・遊覧船
料金:手漕ぎ船:25(5人以上)、動力船:25(8人以上)
  
山塘街中央にある「古戯台」の前に、遊覧船乗り場があります。手漕ぎ船と動力船の2種類があり、手漕ぎ船は周辺を巡る船で、動力船は「虎丘」まで行くことができます。fune.jpgのサムネール画像 

 

 

 

 

 


2-4
 松鹤楼酒家(山塘街店)(しょうかくろうしゅか ソンフーロウジュージャー song1 he4 lou2 jiu3 jia1)~蘇州料理の老舗
住所: 蘇州市金区山塘街198号 (×広済路)
Tel 0512-6532-1398
営業時間:11;00-02:00
  
松鶴楼酒家の山塘街店です。松鶴楼は、清の時代、乾隆二十二年(1757)創業の老舗。乾隆帝がお忍びで江南地方を訪れ「松鼠桂魚」を絶賛したと言われる。その他、「姑蘇滷鴨(ダックの蘇州風醤油煮込み)」「清溜河蝦仁(川えびのあんかけ)」「雪花蟹斗(カニの親子炒め甲羅盛り)」などが味わえます。
  
番組で紹介した料理:「松鼠桂魚(リス桂魚)「桜桃肉(豚肉さくらんぼ汁煮)」など


songhelou.jpg 
 

 

 

 

 


2-5 
英姿刺繍芸術館(すうえいし・ししゅうげいじゅつかん ゾウインズィツシゥユンシュグァン zou1 ying1 zi1 ci4 xiu4 yun2 shu4 guan3)~繊細な刺繍アート&刺繍体験
住所:蘇州市山塘街163
Tel:0512-6532-4855
  
蘇州の刺繍は2000年の歴史を持ち、刺し方だけでも48種類あるといわれます。極細の糸を使い、表と裏それぞれに違う絵柄を縫う両面刺繍は、蘇州ならではの技。
  
この店は、中国高級芸術家の英姿(すうえいし)先生のスタジオです。20年従事しており、中国国家高級工芸美術師で、江蘇省工芸美術の有名人中国芸術の有名人などの称号を獲得しています。作品は、肖像、動物、壁画などを題材としており、作品《古月の清風》は、2005年の愛・地球博の中国館に展示されました。


cixiu.jpg 

 

 

 

 

 

 蘇州の略歴
春秋戦国時代に呉の都として街が形成。呉の闔閭(紀元前514年~紀元前496年)により周囲に23.5kmにも及ぶ城壁と8つの城門が置かれたが、現在でも「盤門」が残っている。紀元前473年に、南に隣接する越に攻められ滅亡。
隋の時代、589年に「蘇州」という名が付けられた。
唐代には、商業の中心へと発展。
宋の時代には、絹織物や綿織物の紡績業が盛んになり、北京から杭州まで延びる大運河と、太湖から流れる大小の川や湖をつないだ水路を用いた水運業が隆盛し、裕福な商家を輩出した。
風光明媚で物資の豊かな蘇州は、マルコポーロにより「東洋のヴェニス」と称されたほか、「絲綢之府」(シルクの都)、「蘇湖熟、天下足」(蘇州と湖州の農作物が実れば、天下をまかなうに足りる)、「魚米之郷」(水産物・農産物に恵まれた豊かな里)、「天有天堂、下有蘇杭』(天に極楽あり、地には蘇州・杭州あり)などと賞賛された。
市内に残る貴族や商家の庭園は、宋、元、明、清、各王朝の建築風格を伝え、そのいくつかは世界遺産に指定されている。

 

-->