中国の春節

  • 投稿日:2013.02.17
    • 上海の風(スタッフレポート)

中国で正月といえば春節を指します。春節は旧暦の正月、中国で最も重要とされる祝祭日です。

 
“春節”のいわれ
 春節”の始まりについては、ある伝説があります。
 中国古代に「年」という怪獣がいました。「年」は頭に長い触角があり、かなり凶暴で、大晦日に海の底からやってきて、人を殺害し家畜を丸呑みすることで恐れられていました。ある年の大晦日、村にある老人が村に来て、赤い紙を門に貼り、灯籠を付け、爆竹をならすと、「年」は怖くて逃げ出しました。それ以来、毎年の大晦日になると、家々に赤い飾り付けをし、灯籠で明るくして、爆竹をして新しい年を迎えるようになりました。
 
春節の風習
 中国の春節は、旧暦12月23日から1月15日までです。この期間は毎日さまざまな風習がありますが、一番有名なのが大晦日、正月初日、初五日と十五日です。
 大晦日の夜、家族揃って一緒にご飯を食べ、また0時になると、正月を迎えるために、爆竹をします。
 正月は年配者に対して長寿を祝う言葉を述べ、その後近隣住民や知人と春節を祝う言葉を掛け合います。
 初五日は中国の財産の神様の誕生日で、0時になると爆竹の音があっちこっちに響き渡り、人々が家の窓から爆竹と花火をして、神様が自分の家に来るのを歓迎します。
 最後の十五日は元宵節です。元宵は団子の意味で、必ず元宵という団子を食べます。家族団らん幸せの意味があります。また、この日は新年初の月夜で、街中はたくさん灯籠が飾られ、「灯節」とも呼ばれます。昔は若い女性は自由に外出することができず、元宵だけは友達と一緒に遊びことができました。元宵灯会には未婚の男女が彩灯を見ながら自分の結婚相手を探していたので、「中国のバレンタインデー」という言い方もあります。
 
 中国の春節は外国人の方にとって新鮮に感じられるでしょう。ぜひ春節に中国に来てください、必ず普段と違う文化体験が味わうことが出来ます。中国の春節を一緒に盛り上がりましょう。
 
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