「法定退職年齢の引上げ」が正式決定
- 投稿日:2024.10.25
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中国でも日本と同様に少子高齢化が進み、1950年代に定められた退職年齢が現在の経済や社会、人口構造の変化に適応していないことから、9月13日の全国人民代表大会常務委員会第11回会議において、法定退職年齢を段階的に引き上げる決定が承認されました。この決定により、今後15年間で退職年齢が段階的に引き上げられ、男性は60歳から63歳、女性は50歳から55歳、女性幹部は55歳から58歳へと変更され、施行は2025年1月1日から開始されます。
これに伴い、年金の受給資格に必要な年金保険料の最低納付期間も2030年から毎年6か月ずつ延長され、最終的には現行の15年から20年に引き上げられました。一方で、最低納付期間を満たした場合は、最大3年間の早期退職を選択できる制度も設けられます。(早期退職は従来の退職年齢を下回らない範囲で行われます。)
同弁法の施行は就業規則や人事・労務等に係る実務操作に止まらず、広汎に大きな影響を与えると考えます。 今後、移行期間の2025年1月実施に向け、追加情報が入り次第、適時にお伝えさせていただきます。
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2024年10月25日 福島県中国ビジネスサポートデスク